粉末の造粒とは、潤滑剤などを含む原料粉末を各種造粒装置を用いて顆粒状粉末にすることである。流動性が向上するため、プレス成形時の粉末充填が均一になり、圧粉体の密度が均一化する。造粒方法には、噴霧乾燥造粒・転動造粒・流動層造粒・攪拌造粒などがある。超硬合金では、造粒と乾燥が同時にできる噴霧乾燥造粒機(スプレードライヤ)が主に使われる。この装置では、粉末スラリーを噴霧して、窒素の熱風で瞬間的に乾燥させることにより、50〜300μmの球状の造粒粉末が得られる。
粉体粉末冶金用語辞典 より
編者:(社)粉体粉末冶金協会
発行所: 日刊工業新聞
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